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そのランチは各自自分の分は自分で出すものであった。勘定書きが10個位来るというのもなかなか壮観である。 Dr. CuiがポスドクからResearch Associateに昇進した。 RMIを出るときに皆に挨拶した。マズンに挨拶したときに不覚にもちょっと涙が出そうになった。うっとうしいと思ったときもあったけど、やっぱり一番世話になったし、英語では一番よく話しをした。彼もどっかでテニュアになれればいいのだが。 昨日は移動日であった。ノーマンからニューヨークへ。特にトラブルはなかった。ニューヨークでは2度ほど白タクに声をかけられたがもう引っかからない。飛行機に乗るときにファーストクラスから搭乗なのだがその時に乗ろうとして止められたり、飛行機でビールをくれといってみたら「$3だ」といわれたのでやめたくらいである。昔はいくらでもただで飲ませてくれたものだが。 ホテルはエンパイヤステートビルのすぐそばのBest Western Manhattanである(今回の旅行の飛行機・ホテルはインターネット、Excite Travel、で予約した。簡単である。おすすめ)。タルサのBest Westernは$60くらいで納得のモーテルであったが、さすがにここは$109もする。部屋はオクラホマに住んでいた人間としては驚くほど狭い。でもこんなものだろう。清潔だし、冷房も付いてるし、シャンプー、コーヒーメーカーもある。ケーブルTVも付いている。この間泊まったMalibu Studio($80)に比べると雲泥の差である(汚い、冷房なし、電話なし)。灰皿は置いてないので紙コップに水を入れて吸う(これはMalibu Studioでならった。吸ってもいいことは確認した)。
晩飯は初花というところにいった。JTBのガイドによると気軽に入れると書いてあった。確かに気軽に入れたが、メニューは気軽ではなかった。寿司ディナー$22に日本酒とお好みちょっと、チップを入れて$50になってしまった(こちらに来て始めての贅沢のつもり。石島先生の「大体君は贅沢なんだよ!」という声が聞こえてきそうだ)。たしかに日本でこの値段でも十分商売になるくらいうまいので文句はいうまい。板前さんの愛想がいいので外人はみんな調子に乗ってお好みをどんどん頼んでいる。隣のカップルも二人で$160になって驚いていた。ちゃんと値段を確認してから頼めばいいのにと思う。 夜はビデオを見た(君は贅沢なんだよ!)。「チベットに7年」である(ちなみに、このホテルにはファミコンも付いている。有料、1時間6ドル弱)。全体的には結構面白いが、結末にひとひねり欲しいところである。Lhasaというのは和製のファイル圧縮解凍プログラムの名前かと思っていたら、ダライラマのおわしたところであったとは驚きである。中国軍はチベット占領時に100万人以上の人を虐殺したとスーパーに書いてあった。ほんとかうそか知らないけれど本当にそうならひどいことだ。日本軍は満州・朝鮮でどのくらいの人を殺したのだろうか。まさか100万人も殺していないことを祈る(パソコンがオフラインなため調査できないのがもどかしい)。 今日はまず大学の下調べである。Lamontに行くバスがコロンビア大学キャンパスから出るのでその場所の確認である。この前来たときに見つけたカフェで朝飯を食って、次は、ニューヨーク3回目にして初めて自由の女神を見にいった。JTBのガイドには夏は混むから始発で行けと書いてあったので、これは冬は混まないということだなと解釈してゆっくり行ったら混んでいた。女神に登るのもすごい行列だったのでやめた。マンハッタンに帰ってきたらもう1時になっていた。なんかばかくさい。 次は歩いて中華街へ。旧正月が近いので賑やかだろうと思っていったら、それは予想をはるかに越えたものであった。ほとんど年末のアメ横の賑わいである。中華を食べようと思っていたのだが、あの中国人の大群の中で飯を食う度胸はないので、中華街を脱出しWendy'sに行く。何とニューヨークのWendy'sはノーマンのより$1以上高いことを発見した。なんとも暮らしにくい町である。
最後に、ロックフェラーセンターへ、本当にスケートに乗っている人がいるのか確かめに行った。いた。狭いリンクでたくさんの人が楽しそうに滑っていた。そして、滑っている人の10倍くらいの人がそれを上から見物していた。私を含めたくさんの人が写真を撮っており、ビデオを撮っている人さえいた。観光名所である。 ホテルの近くは韓国人街になっている。なんだかよくわからないが、韓国料理・日本料理というのが多い(焼き肉と寿司である)。韓国人の作る寿司というのはちょっと遠慮して焼き肉でも食ってみようかと思う。 ホテルの隣の隣は韓国グロースリーであった。OKCのオリエントマーケットと比べると2長1短といったところである。ビールや生魚を売っている。日本人と韓国人はときどきもしかしたら仲が悪いかもしれない。でも、中国人と日本人より韓国人と日本人の方がいろんな意味で近いと思う。
昨日の晩飯はメニューを見たら高かったのでクッパにした。なかなかうまいクッパであったが寝る前に腹が減ってしまったので、韓国グローサリーでビーフジャーキーとビールを買って夜食とする。なお、韓国ビールはOBビールというらしい。なかなかうまいビールである。 今日も例のアムステルダムカフェで朝飯を食う。ここのベーコンの類いはちょっと酸っぱい匂いがするが腹痛は起こしたことがないので多分大丈夫である。朝は空いててくつろげる。値段も高くないので気に入っている。 時間があったので教会をちょっと見物したあとコロンビア大学からバスに乗ってLamontに向かう。このバスは中谷さんも出勤に使っていて一緒に行った。Lamontはバスで約40分のところで、素晴らしい自然に囲まれている。そこにある掘っ建て小屋のようなものが中谷さん、Dr. Scholz、Dr. Richards(Aki & Richardsのリチャーズである。)のいる研究所である。 中谷さんはオフィスに入るなりいきなり煙草を吸った。ここは、Scholz(面倒なので以下敬称略。有名人なので許してもらう)が煙草を吸っていた頃はくわえ煙草で実験ができたらしい。いまは、Scholzが禁煙していることになっているので彼が帰宅するまではくわえ煙草の実験は御法度である(その後は吸い放題)。 実験室は、うーむ、汚い。でも、よく整理はされていて北大よりはずっとましである。中谷さんの実験は鋼製円柱を斜めに切断し、その間にガウジを挟み温度と間隙水圧をかけてガウジの粘土化とかヒーリングを調べるものである。あまり詳しく書くと彼の飯の食い上げなので書かない。試験機は手作りの物で見た目は素晴らしいとはお世辞にも言えない。制御システムも全部手作りである。中谷さんによるとサーボ制御のレスポンスは素晴らしくいいそうである。 テッドという技官は素晴らしく、試験機を作ったりするし、岩力の実験のことは大変よく知っている。発表についてもここを直せなどと後からアドバイスしてくれた。Blue Westerly Graniteのサンプルもおみやげにくれた(PinkとBlueがあるそうだ)。彼は昔ここの研究所の船に乗って世界中の石をサンプリングしたらしい。日本にも行ったらしく、日本人女性の××××は水平になっていると主張している。
発表はランチのときで、ショルツ、リチャード、可愛らしいイスラエル女性のポスドク、その他10人くらい来てくれた。ところが、岩力屋はあまりいなかったのでいきなり「三軸試験って何?」から始まってしまって、思わず私はスウェットを脱ぎ捨てTシャツ一枚で汗だくで説明する羽目になってしまった。これは予想外であった。もちろん圧裂引張試験も一から説明である。中谷さんが助けてくれたので何とか乗り切る。 ショルツの意見としては私の破壊条件はKranzが示したように非弾性体積ひずみでも同じ結果になり、Constant Damage Criterionに分類されるという。だが、最大荷重点における非弾性体積ひずみの値は封圧に大きく依存することを私は知っている。これをはっきりと示すグラフがなかったのでそういうのは遠慮したが、帰国したら「これこのとおりだめでしょう」とショルツにお手紙を書くつもりである。 かなり疲労して帰ってきた。晩飯はブルコギにした。なかなか素晴らしい味であったがちょっと高い(OBビール1本+チップ+Taxで$23)。中谷さん夫婦もつきあってくれるというのでこれからジャズのライブハウスに行く予定。明日はアトランタでDr. Germanovichと会食。ニューヨークは疲れる。早く田舎に行きたい。 中谷さんと行くライブハウスを調べるために買ったTime Outという雑誌のビデオのところに伊丹十三の自殺の顛末とビデオの紹介があった。小津安二郎を彷彿させるとの評である。たんぽぽが海外での一番のヒット作で、お葬式、たんぽぽ、ミンボーの女等5本がアメリカで購入可能だそうだ。 |