2006年6月23日(金)探検会顛末

参加は加藤先生と私のみ。朝から小雨が降っており、現地での困難が予想された。

まず望来の海水浴場に車を止め、無煙へ向かおうとするも川に阻まれあえなく断念。まずさかなやまに向かうことにした。濃昼の部落を越え、濃昼トンネルを抜けて振り返るとガスに煙ったさかなやまがあった。しかし、雨に濡れた雑草がわれわれの進路を阻み、満足な写真を撮ることさえできなかった。そこで、濃昼トンネルの濃昼側の側道へ侵入してみた。行く手を阻む30度超の急斜面は私のタイヤでは四駆でもスリップして上れず徒歩で現地へ向かった。

上ってみるとどうもここは旧道だったらしく、両側にハイアロクラスタイトの切通しの斜面があり、左側に果たしてさかなやまがその姿を現していた。

ここでわかったこと。

  • さかなやまは2つの岩体で構成されており、岩種は両方ともハイアロクラスタイトである。
  • 頭側の縦筋は雨水の流れた跡と思われる。
  • これに対して尻尾側の縦筋は節理と思われる。節理の上方はたわんだようにオーバーハングしており、札幌の自然を歩くの写真以降、少なくとも1つのブロックが崩落したようだ。
  • さかなやまの眼は礫のようなものが集積したものである。

  • さかなやまの右下は亀裂質な安山岩溶岩の岩体があり日本海に達している。この岩体には洞窟のようなくぼみがあり海鳥がすみかとしているようだ。

  • さかなやまは海食崖である。

    次に我々は赤岩トンネルと太島内トンネルの間の岩脈を見ようとしたが工事中のため見ることはできなかった。よそ見してトラックと正面衝突しそうになった。気をつけよう。

    次は、枕状溶岩である。札幌の自然を歩くではルーラントンネルと滝の沢トンネルの間となっているが、滝の沢トンネルが新しくなっていて、枕状溶岩は立ち入り禁止区域に入らないと見えないようになっていた。

    ここで、腹が減ったので飯を食うことにした。予定では望来の食堂に行く予定だったのだが、きまぐれで嶺泊(?)覆道手前から左に入り未舗装路をしばらくいったところのチニタというログハウス風のレストランに入った。私はポークカルビのチニタ丼サラダつき1300円というのを頼んだ。どうせ高くて少なくてまずいんだろうとまったく期待していなかったが、出てきたものには驚いた。値段もビッグだが肉もビッグであった。普通の人なら食べきれない可能性がある。さかなやま巡検の帰りの昼飯にはお薦めである。

    次は無煙に車を止め、瑪瑙と石炭拾いをした。加藤先生の本気は凄かった。あのくらい本気だったらジーコジャパンもオーストラリアくらいには勝てただろう。次に、望来層のノジュールを拾い、割って化石を取り出そうとしたが、あまりの硬さに地面にめり込んでしまい不可能であった。加藤先生がたくさんノジュールを拾ってきたのでCTにでもかけてみるかということになった。

    無煙の車に戻ると警察官が3人パトカーでやってきた。通報されたらしい。警察官はとぼけていたが車上荒らしだと思われたのだろう。平日の昼間に怪しい男が二人組みで地質ハンマー振り回してたから。特に職質等されることもなく大丈夫であった。帰り際に厚田油田跡を見に行った。谷君によるとライターで火をつけられるということであったが、残念ながらしっかりふたをされて匂いをかぐだけに終わった。もっとも、火でもつけていたら今度は放火魔として通報されていただろう。