• 1997, 8/25

    熊倉氏より第二白糸トンネルの岩盤崩壊の連絡がある。今回は夏だし、形態も豊浜とは違うようなので、メカニズムは異なると思われる。とにかく犠牲者がいないことを祈る。

  • 1997, 8/28

    少し文献も読んでいる。Geneが紹介してくれたBrace and Riley (1972), Int. J. Rock Mech. Min. Sci., Vol.9, pp.271-288のuniaxial strain testに関して紹介したい。なぜこんなところに書くのか?と思うかもしれないが、これは単に自分の記憶のためである。興味のない人は飛ばして欲しい。

    いわゆる単軸圧縮試験ではない。ひずみを単軸状態にして圧縮する。周ひずみを0に保つために圧縮の過程で封圧がどんどん大きくなる。何のために?と思うだろうが、この試験は、岩石が形成された後、沈降していく過程のシミュレーションになる。

    例えば水平地圧を推定できる。弾性論で水平方向のひずみを拘束すると水平地圧は{ν/(1-ν)}σVだが、実際の岩石は非弾性体なのでもう少しましな推定ができる。

    あるいは、地下深部にある岩石の状態、例えば、pore collapseとか双晶の形成等について通常の三軸試験よりも多くの情報を与える。

    以上から、この試験は石油関係の岩力屋にとっては大事なもので、RMIでも盛んに行われている。ある状態から、間隙水圧を減らしていくと急激なpore collapseが起きるが、これは、石油の回収時に実際に起こり、透水係数の低下(回収率の減少)、大きな地盤沈下等の問題を引き起こす。

    あまり関係ないが、この論文では、通常の三軸試験において、静水圧縮によって一旦圧縮になった大気圧下を基準にした周ひずみが軸圧の載荷によって0に戻ったあたりでダイラタンシーが開始することが示されている。ひずみを大気圧下を基準にして計測する意義はここにもあった。

  • 1997, 8/30

    一週間に一回では洗濯物が重くて持つのが大変だ。おまけに、日曜の午後はランドリーが一杯で、やっと空いているのを見つけて洗剤を入れて洗濯物を入れてさて金でも入れようかと思うと壊れている。壊れている機械は、中に洗剤が溜まっているのでよくみればわかる。

    そんなこともあって、木曜日にも洗濯をすることにしてみた。すいている。ラッキー!と思いきや、両替機が止まっている。なかなかうまくいかないものである。しょうがないので車でセブンイレブンまで行って(一番近くの店でもあるいて20分)水を買い小銭を作る。

    こちらの気象について。Thunder Stormのことは前に書いた。暑い暑いと書いているがどのくらい暑いかというと、最高記録は110oF、(110-32)/1.8=43oCである。何だ大した事ないじゃないかというかもしれない。そうかもしれない。しかし、北海道生まれの私にとっては大変なことだ。それに、夜の8時になっても30oCを超えていることがよくある。今年は100oFを超えていないので5年ぶりの冷夏だそうだ。冷夏でよかった。

    こちらの事務小物は粗悪だ。メキシコ製のホチキスは大きくて重いくせに5枚くらいしか針が通らない。みていると皆ホチキスは使わず、クリップ等を使っている。日本のホチキスを仕入れて実演販売すれば飛ぶように売れるだろうと思う。画鋲やクリップの類いも仕上げが粗悪だ。その分安いのかもしれないが、ここまで粗悪だとなんだか悲しい気分になる。

    そのくせ、コピー機なんかは高機能である。たとえば、ソーターをかけると最後に「さあ、どうぞ」という感じでコピーをにゅーっと差し出してくれる。ファックスも一旦ファックスサーバーで受けてレーザープリンターに出てくる。日本からのA4のファックスはLTRではちょっとはみ出るので一々2枚になって出てくる。私がアメリカ人なら怒ると思う。TVは最初に電源を入れたときに勝手にチャンネルの自動スキャンをしてくれる(これは日本でも同じかもしれない。最近AV機器には疎いので)。

  • 1997, 8/31

    ダイアナ妃がなくなって大騒ぎだ。それはそうだろう。日本でいえば雅子様がなくなったようなものだ。それはともかく、いまさらという感じもするがNormanの紹介をしようと思う。

    メキシコの北がテキサス、その北がオクラホマである。そのほぼ中央に州都Oklahoma City(2年前の爆弾事件で有名)がある。ノーマンはそこから約20 mile程南にあって、札幌と北広島のような感じだと思う。

    人口は88,000人、消防士108人、警官109人、レストラン154軒、教会79、公園は640エーカーだそうだ。人口の多くは14-24才が占め(大学の町だから当たり前)、平均年齢は27才である。人種構成は白人が88%、アフリカンアメリカンが4%、アメリカンインディアンが5%、アジア太平洋諸国が3%、その他が1%だそうだ。大学を歩いていると中国系がすごく多いと思うのだが。

    平均年収は$35,332、年平均気温は61oF(そんなに低いとは信じられない)、平均降雨量33インチ、平均降雪量10インチ、晴れ139日(これも信じられない、毎日カンカン照りである)、曇り96日、高度1,170フィートだそうだ。

    昨日はオリエンタルマーケットというところに行った。実は、車のウィンドウォッシャーが出なくて、遠出はやめていたのだが、パイプをぐいぐい押し込んだら出るようになったので、安心して遠出したのだ。もともとホンダの車はウィンドウォッシャーを重視していない(と私は思うが、身内に関係者がいるので強くはいえない)。

    OKCの郊外なので、身構えていったのだが、30分ほど走って着いてみれば、草原の中にぽつんと立つ壊れそうな建物であった。しかし、中に入って驚いた。日本と韓国の食料が所狭しと並べてある。取りあえず、ジャポニカ米、みそ、乾燥わかめ、SBゴールデンカレー、豆腐、ハウス麻婆豆腐の素、割り箸、炊飯器、さばの味噌煮の缶詰、缶コーヒー、ラ王、うどん、そば等を買い込む。思わず$160も買ってしまった。魚肉ソーセージもあった。根強い愛好者がいるのであろう。稲荷寿司の素、おにぎり山、シュウマイ、ギョーザもある。こうなってみると、アメリカの冷凍食品やほうれん草の缶詰等はもう食べる気がしない。私の苦労は何だったのか。もっと早く来ればよかった。

    このくだらないわたくしごとのページのなかでも、飛び切りわたくしごとだが、かみさんによると萌はいまはいはいをして、歯も生えてきたそうだ。写真がきたらまた休日にこっそりスキャナーで取り込もう。

  • 1997, 9/1

    今日はLabor Dayでお休みだ。念のため学校に来てみたが、結構働いている人がいる。中間君sodalite復旧おめでとう。しかし、一回寿命を迎えたPCはいつまた壊れるかわからないのでくれぐれもバックアップを怠らないようにしてください。ついでに、明日10:00〜12:00にFDD系のサブネットマスク、ゲートウェイ変更よろしくお願いします。やっぱり普通のPCをサーバとして動かすと、老化が速いのかもしれない。しかし、Win95専用のサーバーソフトを揃えているのでUNIXは論外として、NTにするのさえ面倒だ。

    また食事の話し。この間ついにステーキを食べた。Homelandよりちょっとましなスーパーに行ったら手頃な肉が売っていたので。牛肉は赤身で約100 g、100円くらいだ。野菜も安い。ビールは350 ml缶で60円くらい。クアーズだけ高くて80円くらい。したがって、肉、野菜、ビールであれば、食費は安上がりだ。

    最近はご飯を炊いて麻婆豆腐、カレーライスといったところである。食べているときはうまいうまいと感動するのだが、食べた後になんだか少し頭が痛くなったりする。これはもしかして塩分の取りすぎではないかと疑っている。こちらは、脂肪分、塩分はすごくうるさくて、ハムは脂肪分0が多い。塩分も、一日の望ましい摂取量が2.4 g以下になっている。日本の食事(特に私の食べているようなお子様用の食事)だと塩分2.4 gなんかすぐに超えてしまうと思うのだ。そのかわり、砂糖については何も気にしていないようだ。砂糖も単なる炭水化物として計算している。もしかすると、糖尿病でもない限り、それでいいのかもしれない。大学の事務の窓口でもバケツのようなコップに入れたジュースをちびちび飲みながら(氷をいっぱい入れて蓋とストローを付けている)仕事をしている人が結構いる。

    こっちのセブンイレブンのブリトーはすごい。日本と同じかと思って99セントのブリトーを1つ昼飯用に買ったのだが、やたら重い。妙だなと思ったのだが、栄養表示を見ると700カロリーもある。実際食べてみると1つでお腹いっぱいで晩飯でもこれでいいかと思うようなボリュームだ。味は日本のものの方がうまいが。

  • 1997, 9/2

    JCが息子さんを連れてきた。息子さんはOUでアメフトをやっているらしい。らしいというのは、新聞で調べても名前が載っていないので。多分アメフトというのはすごく人気があってなかなかレギュラーにはなれないのだろう。息子さんのコネでチケットが手に入るので、今度の土曜日に連れていってやるという。ルールはよく分からないが楽しみである。

    こちらの服はでかい。大抵の人は知っていると思うが、あらためて本当にでかいと感じる。私の場合、日本だとLLでもきついことがあるが(これはメーカーのせいではなく、私が太っているのが悪い)、こっちのものだとLでゆったりだ。Lを買えば間違いないので簡単でいい。

    ズボンなんかも、私は36なのだが、日本だと大抵34までで、36は品数が少ない。ところがこちらでは36は一番売れ筋のサイズだ。しかも、全体的に余裕があるのではいてて楽だ(だらしないかもしれない)。

    自転車のウェアは日本のLLだときつくて丈が長すぎるのだが、こちらのLだとぴったりだ。こっちに住んでいると自分が太っていないような気がする。そんな自分が恐い。

  • 1997, 9/3

    TVでリンゼー・ワーグナーが出ている映画をやっていた。バイオニックジェミーも年齢は隠せない。トロピカーナのCMに出ている踊る黒人女性は応用の佐藤謙司さんにそっくりだ。

    家賃($410)を払った。水道・電気・ガス全部含まれていると聞いていたのだが、本当にそうだった。察するに、一々メーターを検針する人件費を節約しているのだろう。一応遠慮しながらエアコンを使っていたのだが、これからはがんがん使おう。ただ、寝てるときに自動的に運転が開始されると騒音で眼が覚めてしまうのは困る。

    家賃の支払いは基本的に現金で、小切手やカードは手数料を取られる。カードはVISAやマスターが1.8%、アメックスが2.4%だ。結構馬鹿にならないが、日本でTCや米ドルを買う手間と手数料を考えるとカードの方がいい。私はTCを持ってきてしまったのでこれを銀行で現金にしてから使うことにする。TCは失敗だった。普段はTCは使わない。今回は長期ということで張り切ってたくさん用意したのだが、何せ面倒だ。かえって現金を腹巻きに入れて持ってきてたんす貯金した方がよかったような気がする(これはオクラホマだからいえるのかもしれない)。

    学校の外でたばこを吸っていたらMeeganにみつかり、You know, those things will kill you!といわれた。意訳すれば、「あんた、そんなもん吸ってたら死ぬよ!」といったところか。どうしてアメリカ人はここまで煙草を吸わなくなったのだろう。もちろん日本人だって、煙草が体に悪いことは知っているが、喫煙率は高い。

    屋内ではもちろん吸えないし、屋外でも私の場合、周囲に人がいないことを確認してから吸う。この半年で煙草が止められたらラッキーだ。アメリカ人でも少数の喫煙者はいる。これらの人は屋外では堂々と煙草を吸っている。

  • 1997, 9/7

    昨日、JC夫妻、内田さんとでカレッジフットボールを見に行った。会場は大学の中でEnergy Centerから歩いて10分くらいである。その日はシラキュース対スーナーズで、スーナーズはオクラホマ大学のチームである。何年か前は強かったらしいが、ホームでは2年間勝ってないそうである。この間はどこだかのチームに24対0で負けている。下馬評もシラキュース有利である。ただ、シラキュースもこの間負けたそうで、あまり調子はよくないようだ。

    JCによると7万人来ているらしい。実際、すごい人である。普段は閑散としている土曜日のキャンパスであるが、人と車でごった返している。前に、円山球場に阪神大洋戦を見に行ったことがあるが、その3倍くらいすごいと思う。一旦車を置きに行ってよかった。JCは「セバスチャンは俺の息子だ。」と書いてあるバッチをもらって誇らしげに胸に付けている。

    ゲームが始まるといきなり総立ちである。なぜ総立ちかというと前の人が立つので立たないとみえないのだ。スーナーズがちょっとでもいいプレーをすると、皆前の人の椅子の上に立ちあがって大歓声だ。そうするとやむを得ず自分も前の人の椅子に立つ。前の人が座ろうとすると急いで椅子から降りる。この辺のタイミングが大変である。シラキュースがいいプレーをしても皆無視している。Shit!という人もいるし、ブーイングが起きるときもある。ただし、負傷者が退場するときはどちらのチームでも拍手を送っていた。この辺は実にアメリカ的である。

    われわれの席はバンドの後ろだったので余計見えない。内田さんの前のおじさんはハーフタイム以外はずっと椅子の上に立ちっぱなしだった。内田さんが、下に立ってもらえませんか?といったようだがそんな事を言っても無駄である。

    スーナーズ逆転のタッチダウンのときはすごかった。皆約1 m位身を乗り出す。皆乗り出すので私も乗り出さないと後ろの人にぶつかってしまう。タッチダウンが決まると耳が傷害を受けるのではないかと思うような大歓声である。この辺はさすがに私も多少エキサイトした。一生に一回くらい本場のスポーツ(ウィンブルドンのテニス、大リーグ、ホルメンコーレンの滑降、宮の森のジャンプ等)を観戦するのはいいと思う。

    ゲームは追いつ追われつ延々3時間半かかって結局36対34でスーナーズが勝った。まるで、日本のプロ野球のリーグ優勝でもしたような騒ぎである。考えてみればこれは単に大学生のゲームなのだが、日本の甲子園と同じようなものだろうか。

    TVでは毎週Austin City Limitsをやっている。昔はどうだったのかは知らないが、何とかいうウィリーネルソンを80才くらい若くしたようなカントリー歌手がゲストを迎えながら、歌いまくる番組である。この間見たときはTake Me Back to Tulsaで始まり、ゲストの1人にウィリーネルソンが出ていた。

    フィドル引きが5人、ピアノが3人位いるのがよくわからないが、一番わからないのが、主役の後ろにいてずっとTVに写っていてにこにこしながらフィドルとマンドリンを持ち替えたりしながらそのくせほとんどソロを引かないおじいさんである。1時間番組で15曲くらい演奏があり、ほとんどの人は2曲に一回はソロがあるのに、そのおじいさんは2回短いすばらしくセンスのいいソロをとっただけで、ソロ以外で、マンドリンのカットの音等は全く聞こえてこない。1/3くらいの時間は笑っているだけで弾いていない。多分すごく有名な人なのだろう。弾きたいときだけ弾いているのに違いない。

    邪魔である

    試合の様子

    同拡大図